東シナ海に面した南北約40kmの海岸線が広がる阿久根市。
青い海と白い砂浜のコントラストが鮮やかなビーチで、南国ムードに包まれてゆったりと海水浴を楽しめます。
透明度の高い海では魚のように自由に泳ぐもよし、マリンスポーツに興じるもまたよし。浜辺を散歩したり、水面に沈む夕日を眺めたりと、楽しみ方は無限大です。
白い砂浜が約3kｍにわたって続く遠浅の海水浴場。清らかな水質(AA)と心地いい潮風に恵まれたビーチは安全面にも優れ、日本の「快水浴場百選」に選定されています。例年7月第一土曜日から海開きをし、夏は海水浴を楽しむ人々でにぎわいます。一方、冬になると季節風による絶好の波を求めて、市内外から多くのサーファーが集まります。周囲は豊かな自然に囲まれ、水平線に沈む夕日は絶景。絶滅危惧種であるウミガメやシロチドリの産卵場所であり、貴重な動植物と景観の保護活動も行われています。
市街地から南へ車で約10分、西目地区の波静かな入り江にある海水浴場。白砂が広がる遠浅の海岸は小さな子どもでも安心して遊べると、ファミリー層を中心に人気です。海水浴に加え、ウィンドサーフィンなどのマリンスポーツや磯釣りを楽しむスポットとしてもおすすめ。雄大な自然のパノラマが広がる海岸で、日常の喧騒を離れて、ゆるやかな時間を過ごすことができます。毎年夏の海開き期間中(7月第1土曜日〜8月)は、シャワー、脱衣所、休憩所を備えた海の家がオープン。シーズン中は約2,000名が訪れ、活気に満ちあふれています。
阿久根市南部の国道3号線沿いにある県指定名勝。東シナ海の荒波に洗われた奇岩や岩礁の乱立する海岸は、阿久根県立自然公園の中に位置しています。青い海の向こうに眺めるのは甑島。沖合に広がる大きな岩礁は、地元でウシ瀬と呼ばれています。刻々と表情を変える景色の中でも、特に夕暮れ時は思わず息をのむほどの美しさ。江戸時代後期の史論家で儒者の頼山陽(らいさんよう)は、阿久根から川内へと向かう途中、牛之浜海岸を絶賛し、「阿嵎嶺(あぐね)」と題する詩を詠みました。この詩は、肥薩おれんじ鉄道牛ノ浜駅裏手にある頼山陽公園の石碑に刻まれています。
阿久根の豊かな海を生かしたマリンレジャーを楽しむ拠点として平成28年4月にオープンした「かごしま・あくね海の駅」。
港湾施設の桟橋にヨットやプレジャーボートを係留して、周辺の観光を楽しむことができる海の交流地点です。
地元有志で構成する「あくね海の駅守隊（もりたい）」が企画から運営まで手掛けるこの施設は、2隻の停泊が可能で、案内所やトイレ、駐車、給油などの設備も完備。
阿久根への海からの入り口として、また、阿久根から海へのアクセスポイントとして、マリンレジャーを楽しむことができます。
マリンイベントや漁業体験など、楽しいイベントも企画予定で、海洋での憩いの場として、子供から大人まで楽しむことができます。
